住宅ローン金利は6.77％に上昇
30年住宅ローン金利は今週上昇したが、予想専門家らは年末までに6％前後で推移すると楽観的な見方をしている。
米国の平均長期住宅ローン金利は今週、過去１０週間で最高水準に上昇し、春の住宅購入シーズンを前に潜在的な住宅購入者にとっては後退となった。
住宅ローン購入者のフレディマックが木曜日に発表したところによると、３０年住宅ローンの平均金利は先週の６．６２％から６．６６％に上昇した。 30年前の平均金利は6.77％だった。
住宅ローンの借り換えをする住宅所有者に人気の１５年固定金利住宅ローンの借入コストも今週上昇し、平均金利は前週の５．９０％から６．１２％に上昇した。フレディマックによると、15年前の平均は6.12％だった。
利上げは、貸し手がローン価格設定の目安として使用する10年米国債利回りの動きを反映している。インフレ、労働市場、経済全体に関する予想を上回る好調な報道を受け、債券投資家の間で連邦準備理事会（FRB）が利下げ開始までにさらに時間がかかるのではないかとの懸念が高まった。
インフレが２年前のピークから緩和した兆しが見られる中、こうした利下げへの期待が、２００７年以来の高水準に上昇した１０月以降、１０年米国債利回りが大幅に低下した主な理由となっている。
将来のインフレに対する投資家の期待、米国債に対する世界的な需要、FRBの金利政策などが住宅ローン金利に影響を与える可能性がある。
フレディマックのチーフエコノミスト、サム・カッター氏は「今年の経済はこれまでのところ好調で、金利はしばらく高止まりする可能性が高く、春の住宅購入シーズンが遅れる可能性がある」と述べた。
カーター氏は、今年これまでのところ、全州の半分以上で住宅ローンの申請が前年同期と比べて減少していると指摘した。
住宅ローン金利が上昇すると、借り手のコストが月に数百ドル増加する可能性があり、すでに多くのアメリカ人にとって手の届かない市場で借り手に支払える金額が制限される可能性がある。また、30～3.92年前に低金利だった住宅所有者が売却することも妨げられる。 XNUMX年住宅ローンの平均金利は、わずかXNUMX年前のXNUMX％に比べて依然として大幅に高くなっている。
住宅融資コストは、３０年住宅ローン平均金利が２０００年後半以来の高水準となる７．７９％に達した１０月下旬の直近のピークから低下した。
多くのエコノミストは住宅ローン金利が今年も低下し続けると予想しているが、30年住宅ローンの平均金利は年末までに6％前後で推移するとの予測もある。
高い住宅ローン金利と利用可能な住宅の不足により、米国の住宅市場は過去 30 年間不況の泥沼にはまり込んでいる。米国の中古住宅販売は昨年、２０２２年比１８．７％減と、約３０年ぶりの低水準に落ち込んだ。
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